2019年9月1日日曜日

75歳になった日に...

私の誕生日にメッセージをくださったみなさんに
心から御礼を申し上げます。 
正直に言えば、
誕生日も「冥土の旅の一里塚」、素直に喜べなくなってきましたが、
こうして知己のみなさんに祝っていただけると
有り難いやら嬉しいやら懐かしいやらで元気が出ます。
ありがとうございました。

二ヶ月ほど前に認知機能検査と高齢者講習を受けて、
先週金曜日に運転免許証を更新しました。
半月ほど前に後期高齢者健康保険証が送られてきて、
今日から後期高齢者医療制度に加入しました。
次々と後期高齢者のレッテルを貼られて、苦笑しています。
私は、年齢など忘れて、老化など自覚せずに、癌にも負けないで、
「終生現役」と喚きながら、毎日元気に仕事をしているのに・・・

私は「高齢者」とか「後期高齢者」という言い方がキライです。
自分がこの歳になったから言うのではありません。
私は父から「長幼の序」を厳しく仕込まれました。
だから、テレビや新聞などで「高齢者問題」とか「高齢者対策」とか、
まるで高齢者が社会のお荷物でしかないような表現を目にすると
とても腹が立ちます。
先人、長老、お年寄り、ご隠居、先輩、・・・
敬愛の念を込めて接したいものです。

「百歳時代」だとか、「一億総活躍」だとか、バラ色の近未来を
謳っている政治家がいますが、いささか軽率ではありませんかねぇ?
現在でも病や生活苦と闘っているお年寄りが多い。
寿命が百歳まで延びるのならば、その寿命を幸せに全うできるように
社会の仕組みを整えなくてはなりません。それが政治家の仕事です。

愚痴はここまでにして、
後期高齢者となった私、一切の迷いを捨てて、さらに元気に、
生涯現役を目指すことを、あらためて宣言いたします。
  いよいよ死ぬるその時まで
  与えられし命愛おしみて
  一筋に生き抜くべし
みなさん、
引き続きご厚誼ご鞭撻をお願いいたします。

2019年8月9日金曜日

KLMオランダ航空との絆



BSフジ8月10日(土)夜7時放送のオールスター家族対抗歌合戦。
この番組とKLMオランダ航空の結びつきについて
インターネットテレビガイドが取り上げてくれました。
ご一読いただければ幸いです。

KLMオランダ航空と「家族対抗歌合戦」の変わらぬ絆。すべてはプロデューサーの情熱から始まった!

民放のテレビ番組のほとんどは広告主と広告媒体という関係で
スポンサー企業に支えられています。
特に、テレビの創始期から初期の頃には一社提供の番組も数多く、
当時のスポンサー企業は、視聴率が高ければ良いというだけではなく、
企業イメージを左右する番組の内容にも強くこだわりました。
ある意味では、スポンサー企業とテレビ局が協働して、
番組を開発し、育て、長らえさせたと言えます。
昭和47年以来のKLMオランダ航空とオールスター家族対抗歌合戦の
関係はその一例で、そこから生まれた交誼や信頼がこの番組の
30年振りの復活を支えてくれたことに私は感動しています。

KLMオランダ航空100周年 おめでとうございます。
長らくのご交誼に、心から感謝と御礼を申し上げます。

8月10日(土)夜7時 BSフジ「オールスター家族対抗歌合戦」
是非ともご覧ください。そして、
KLMオランダ航空100周年視聴者プレゼントにご応募ください。

KLMオランダ航空100周年『オールスター家族対抗歌合戦 令和元年!熱唱スペシャル!!』

2019年8月5日月曜日

8月10日 BSフジ「オールスター家族対抗歌合戦」


7月20日にBSフジ「オールスター家族対抗歌合戦」を収録しました。
今回は「令和元年!熱唱スペシャル!!」
6つの家族の「ほのぼの」をお届けします。
放送は8月10日(土) 夜7時〜9時です。是非ともご覧ください。

「オールスター家族対抗歌合戦」は
昭和47年に生まれて、平成28年に復活して、令和元年を迎えました。
めでたし、めでたし!
フジテレビが、今年、開局60周年、
BSフジが、来年、開局20周年、
めでたし、めでたし!
この番組の優勝チームには伝統の豪華賞品
KLMオランダ航空の「日本―アムステルダム往復航空券」
そのKLMオランダ航空が、今年、創立100周年。
めでたし、めでたし!
KLMオランダ航空100周年視聴者プレゼント、
番組を視て、キーワードを書いて、応募して、
当選したら・・・
めでたし、めでたし!
ついでに、私事ながら、結婚50年(金婚式)。
めでたし、めでたし!

めでたし!がいっぱいの「オールスター家族対抗歌合戦」を視て
令和元年をしあわせいっぱいの年にしてください。
冠スポンサーになってくださったKLMオランダ航空様、
ありがとうございました。
ご出演くださった皆様、
ありがとうございました。
スタジオに応援に来てくださった皆様、
ありがとうございました。
番組を支えてくださるすべての皆様、
ありがとうございます。

2019年7月28日日曜日

私の神様

田無神社社報・第23号に寄稿しました。



私の神様


私は終戦直後から3年ほどの幼少時代を母の実家である熊野速玉大社の宮司家で過ごしました。由緒ある熊野三山の神邑で神々の懐に抱かれて育ったようなものです。それにも拘わらず若い頃の私は、神様なんているはずがない、神様が助けてくれるなんてあり得ない、人間はすべて自力で生きなければならない、と思い込んでいました。しかし、努力が報われなかったり、重大な選択や決断を誤ったり、運不運を痛感したり・・・、自分の能力や努力の限界を思い知らされるような経験を積み重ねて、年齢とともに、「人間や世の中を支配する神様がいるのかもしれない」「助けてくれる神様がいてくれたらいいのに」と思うようになりました。実のところ、無信仰・無宗教だった私も無意識に「苦しい時の神頼み」を何度もしてきました。入試の発表の時、母が生きるか死ぬかの大手術をした時、娘が生まれる時、家内が健康を損ねた時、飛行機に乗る時、ゴルフやマ−ジャンでここ一発の時、いろいろなたくさんの場面で、自然に「かみさま」と呟き、手を合わせてきました。そして、ちょうど五十歳の時、人生に大きく躓いて苦境に立った私は初めて真剣に神様を求めました。

私が求めた神様には条件がありました。万人が否定できない存在であること、万人に対して公平であること、たとえば、古代に信仰の原点となった自然崇拝は私の神様の条件を満たすのですが、自然科学が発達した現代では自然の神秘性が薄れ、そこに神様を見つけることは難しくなりました。宗教も私の神様にはなり得ません。キリストもマホメットも釈迦も孔子も、万人に認められ、万人に公平で、万人を支配しているとは言えません。宗教の独善性や排他性、宗教同士の対立抗争など、二千年以上の史実が宗教の限界を証明しています。いまだに宗教が原因の紛争が止まないところを見ると、宗教は神様どころか悪魔になり果てたのかもしれません。

おぼろげながら私が見つけだした私の神様、それは歴史です。我々が現在に存在するのは過去の結果、過去のおかげです。我々は祖先たちの種の保存の継続によって生命を授かり、祖先たちの英知と努力が築いてきた文化・文明を継承し享受して現代に生きています。この事実は、現在の地球上の万人が認め、万人に公平です。私が「歴史が神様だ」と定義しても特に差し支えはないでしょう。私には自分が納得できる神様が必要なのであり、他人に私の神様を押し付ける気もないのですから。

現存する信仰の形態の中で私のこの考え方に沿ってくれそうなのが神道でした。私は神道に精通しているわけではありませんから偉そうなことは言えませんが、少なくとも、先祖崇拝が基本であること、特定の人間を教祖とする宗教ではないこと、教義や戒律がないこと、などが私の求める神様像に合致しました。遅ればせながら私は五十歳にして我が家に御神殿を設けて、以来二十五年、毎日「私の神様」に向き合う日々を過ごしています。浜口家代々のご先祖様も、最近神様になった父母も、私を見守っていてくれています。神棚に朝の挨拶をして「さぁ、今日も一日がんばろう」と気合いを入れます。就寝前には一日を振り返りながらクールダウンします。辛いときや苦しいときは神様に愚痴を聞いてもらいます。それだけでなんとなく落ち着き安らぎます。時々「神頼み」をしてしまいますがやっぱり神様は一切助けてくれません。「神様は万人に公平」ですから贔屓はしてくれないのです。神棚に向かって呟いたこと、願ったことはすべて自分に反射してくる。それを受け止めて、よく考えて、自分の行動の指針を自分で決める。これが私と私の神様との関係です。

私は、神道は宗教ではないと考えています。神様仏様と言いますが、本来、日本に於いては、神は仏の上位概念です。だからこそ仏教は至極簡単に日本に入って来ることができたのでしょう。日本が宗教に対して寛容な国であると言われる所以もここにあります。戦後のどさくさの中で神道は宗教にされてしまいましたが、日本が戦後を離脱して本来の日本に戻るためには、日本人の心の支柱として神道が再評価され地位を回復することが肝要だと考えています。


2019年5月26日日曜日

孫の名取式


5月24日、孫のTが長唄三味線の稀音家家元から稀音家六泰介の芸名を許され、
ご一門に加えていただきました。
現在中学三年生ですが、7年余のお稽古を経て何某かの可能性を認めていただき、
将来に向けて叱咤激励を頂戴したものと受け止めております。
これから、高校受験、大学受験、就職、大人への道を歩むTですが、ジジバカの私は、
「Tが二足の草鞋を履いてでも長唄三味線の道を極めて欲しい」と願っています。


現代の日本では総じて伝統芸能や伝統工芸など和の文化が衰退傾向にあります。
長唄などの三味線音楽も御多分に漏れずですが、私は、
日本が真に戦後を脱して本来の「美し国日本」となるために、
日本の伝統的文化が復活、興隆して欲しいと願っています。
伝統とは、古典をそのまま保存することではありません。
古典を基礎に現代を生きて未来に受け継がれるもの、それが伝統です。


三代目家元稀音家六四郎は明治時代に「長唄研精会」を創立して
当時の長唄界に新風を吹き込みました。
そのDNAを引き継ぐ六代目家元稀音家六四郎は三十代の新進気鋭、
これからの長唄界に再び新たな風を起こすことがおおいに期待されます。
そのお供として稀音家六泰介がお役に立つことを私は夢見ています。

2019年4月28日日曜日

南京玉すだれ



「南京玉すだれ」・・・ご存知ですか?
日本の伝統的な大道芸、演芸のひとつです。
昭和の頃まではテレビの寄席中継などでも
見ることができましたが最近はほとんど見かけません。
それを、にっぽん市Wonderfull Nipponで紹介しています。
春爛漫、桜の下でシニア芸人・森丸が熱演、
「南京玉すだれ」ご笑覧あれ!

昭和の頃までは、
個性的な演芸をたくさん楽しむことができました。
 トニー谷のそろばん
 林家正楽の紙切り
 早野凡平の帽子
 東京コミックショーの三色蛇
 海老一染之助・染太郎の曲芸
 林家三平「どうもすいません」
 月の家圓鏡「よいしょ」
 牧伸二「あーいやんなっちゃった あーおどろいた」
 クレージーキャッツ
 トリオスカイライン
 てんぷくトリオ
 ザ・ドリフターズ
 コント55号
まだまだたくさんありましたが、懐かしい限りです。
それぞれ「芸人」が磨きをかけた独特の「芸」でした。
外連味も嫌味もなく感心したり笑ったりできました。
こういう「芸」を古いと切り捨てて欲しくないのですが・・・
平成も終わり、令和を迎えて、
昭和はもっと遠くなるのでしょうねぇ。

2019年4月23日火曜日

くにたち大学通り桜物語


昨年も今年も、私は桜を堪能しました。
昨年はJ:COM東京の「長っと散歩」・小金井市版で
桜満開の玉川上水沿いを歩き、
その感動をブログに書きました。

 今年は、同じく「長っと散歩」の国立市版で
「大学通りの桜」を取材しました。
 (J:COM東京多摩エリア4月16日〜30日で放送中)

 国立市の「大学通りの桜」は、
昭和8年の皇太子明仁親王殿下(今上天皇)の御生誕をお祝いして、
昭和9年から10年にかけて、地元の人々が植樹したものだそうです。
 以来86年、国立市のシンボルとなって咲き誇る「大学通りの桜」ですが、
一方で今年は平成最後の春……感慨深いものがありました。

そんな折に、国立市の広報担当者から
「大学通りの桜の風景を映像資料としてまとめたい」との話を伺って、
我が「にっぽん市」は無償での制作協力を申し出ました。

「にっぽん市」の事務所は国立市内にあります。
「にっぽん市」の代表取締役・羽田夏子は国立市在住です。
4Kのビデオカメラを買い込んで、大学通りの桜を撮りまくりました。
仕事仲間のカメラマン・技術者たちも協力してくれました。
微に入り細にわたって、思いを込めて丁寧に編集しました。
小品ですが「にっぽん市」のエッセンスのような作品が出来上がりました。
是非是非ご覧ください。
得意の英語を生かして英語版も作りました。

2019年3月2日土曜日

WONDERfull NIPPON

みなさん、ご無沙汰しました。正月以来の投稿です。
1月〜2月は仕事も忙しかったのですが長らく体調不良で困りました。
発熱と倦怠感に悩まされて仕事の合間は寝てばかり。
3度も検査しましたがインフルエンザではないとのこと。
原因不明のまま解熱剤と抗生剤を飲み続けましたが、
41.8度という高熱の生涯記録も出ました。
この2・3日、やっと楽になって甦ったところです。

こんなつまらないニュースはさておき、
(株)にっぽん市からワンダフルなニュースです。
(株)にっぽん市の社名の意味するところは「日本の文化・伝統の市場」。
この経緯については当社HPのご挨拶私のBlogの冒頭で述べさせていただいておりますが、この3年近く、まずは会社の基礎作りに追われて、当社オリジナルの成果物をご披露するまでには至りませんでした。

このたび、念願叶って、
(株)にっぽん市の動画チャンネル「にっぽん市ちゃんねる」が始動しました。
中心的コンテンツはWONDERfull NIPPONです。
Wonderful NipponではなくWONDERfull NIPPONです。

WONDERfull NIPPON は
「日本特有のすばらしさ」を「一話60秒」で「英語」で紹介します。
・全世界の人々に日本のほんとうのすばらしさを知ってもらいたい
・私たちも、忘れてしまいそうな日本のすばらしさを再認識したい
そんな念いを込めた映像小作品です。
(株)にっぽん市代表の羽田夏子が企画・構成・取材・編集を手掛け、自らキャスターを務めています。
まだ始めたばかりですが、これから100、500、1000…と数を重ねて、「にっぽん映像事典」を作りたいと張り切っています。

余談ですが、
WONDERfull NIPPONは英語のリスニングの勉強にも役立ちますよ。
英語はさっぱり…という方、にっぽん市ちゃんねるでは日本語対訳の字幕も表示していますのでご安心を。

みなさん、是非ご覧ください。応援してください。協力してください。
日本を愛するみなさんからの作品の投稿も歓迎します。
WONDERfull NIPPONのコンテンツは以下の各SNSで同時発信しています。
フォローしてもらえたら嬉しいです。

にっぽん市ちゃんねる(Youtube)
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2019年1月1日火曜日

謹賀新年


あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。

私は元気で新年を迎えることができました。
前立腺癌で前立腺全摘出手術をうけてから一年経ちましたが、
不安や不便や不快になんとか堪えて、
いまでは手術前の日常が ほぼ回復しています。

我が事ながら「よくがんばれたなぁ」と 思うのですが、
がんばることができた最大の理由は生きたいと 強く願ったからだと思います。
そして、この年齢になっても 生きることに執着している自分は
幸せな高齢者だと思っています。

「高齢化社会」と耳にタコができるほど聞かされますが、
高齢者にとって嬉しいことはあまりありません。
少なくとも私は不快を感じることが多い。
高齢者がお荷物扱いされているからです。
メディアの無神経な扱い方もさることながら、
本質的には 「高齢者は社会の負担」であり
高齢者問題の解決を福祉や 社会保障に委ねるのが当然と考える
嘆かわしい風潮の問題です。
これも核家族化の悪影響のひとつでしょうね。

 おじいちゃんやおばあちゃんと一緒に暮らすのが当たり前の 世の中であれば
「高齢化社会」の様相も違ったはずです。
 少なくとも、高齢者をリスペクトして高齢者の幸せを願う、
 そんな「高齢化社会」であって欲しいと思うのです。

前置きが長くなりましたが、 1月4日の夜7時、
BSフジ「オールスター家族対抗歌合戦」を 是非ご覧下さい。
1歳から85歳まで、みんな幸せです。