昨日は節分、豆まきをして恵方巻きをいただきました。
我が家の恵方巻きは芳子さん(妻)の手作り。
手前味噌ですが、これが実に美味しいのです。
具材は七福神に因んで7種類。
鮪中トロ・厚焼き卵・高野豆腐・椎茸・干瓢・ほうれん草・桜でんぶ。
鮪とでんぶ以外は芳子さんが丁寧に調理します。
酢飯の塩梅と海苔の吟味は義母に仕込まれた腕前で申し分なし。
7本巻いて5本を娘一家に届けるのが恒例になっています。
最近になって、芳子さんが娘(亜子)に
「もう80歳だからね、恵方巻き作りも今年を最後にしようかな」と
つぶやいたそうで、これを聞いた亜子が夫や孫たちと相談して
「恵方巻き作りを引き継ごう」と全員一致で決めたとか、
早速、3人兄弟の次男、慎平くんが、恵方巻き作りの実習にやって来ました。
芳子さんと慎平くんの料理教室は、真剣に、でも楽しそうに進んで・・
見ている私は胸が熱くなりました。
こんな場面を作ってくれる、芳子さん、娘夫婦、孫たちに恵まれて、
ありがたくて、幸せでした。
2時間ほどで恵方巻き7本ができあがり、
5本を持って慎平くんは意気揚々と帰っていきました。
特別な味が加わってことさら美味しくなった今年の恵方巻き。
肥満解消を目指して節食中の私ですが、こればかりは完食しました。
食後の芳子さんと亜子のラインのやりとりを見ると、
芳子さんは来年も引退しないようでホッとしました。
我が家では余人を以て代えがたいシェフですから。
正直に言えば、
「主婦業に引退はない」の覚悟でがんばり続けてほしいものです。