2020年9月1日火曜日

誕生日に寄せて

今年も誕生日に皆様からメッセージをたくさんいただきました。
遅くなりましたが御礼を申し上げますとともに、私事のご報告をさせていただきます。

満76歳になった私ですが、本日(9月30日)、フジテレビ在籍に終止符を打ちました。
バラエティー制作20年、スポーツ局15年、デジタル放送推進協会10年、専任顧問7年。
昭和43年入社から52年余り、この年齢まで「フジテレビの浜口」で居られたことをありがたく思っております。
振り返れば……あれも、これも、懐かしく思い出されます。
私の勝手な思い込みですが、バラエティーもスポーツもデジタル化も、それぞれいちばん面白い時期に夢中で仕事をして燃焼し尽くしました。
「我がフジテレビ人生、以て瞑すべし。」と充足感を覚えています。
そして、私のフジテレビ人生を支え、彩り、豊かにしてくださった
先輩・同僚・後輩・仲間・友人、皆々様に心から感謝しています。
私がフジテレビ人生で得た最大の収穫・財産は人との出会いと繋がり、多くの方々からいただいたご厚誼です。ありがとうございました。
私が人生を注いだフジテレビ、私に幸せをくれたフジテレビですが、私はこれからのフジテレビに注目せざるを得ません。
昨今の世の中でメディアが果たすべき役割や負うべき責任の不透明度が増しています。
フジテレビが激動激変の世に気概を持って臨み、未来を切り拓いて、メディア事業のリーディングカンパニーとして輝くことを期待します。

私は2016年に (株)にっぽん市を設立しました。
小さな(株)にっぽん市の大それた望みは、さまざまな分野で、さまざまな方法で、美(うま)し国日本の復活を図ること。
フジテレビ人生の財産である人脈のおかげで、若く頼もしく優秀なパートナーに恵まれ、たくさんの後輩たちの協力や支援を得て、 番組・映像制作、アート・デザイン、翻訳・日本文化推進事業など、意に叶った仕事を手掛けています。
向後も(株)にっぽん市を拠点に、気力・体力の続く限り、生涯現役を貫く覚悟です。
「フジテレビの浜口」ではなくなりましたが「にっぽん市の浜口」を今後ともよろしくお願いいたします。