NHK大河ドラマ「どうする家康」の終盤。
大坂冬の陣、膠着状態に業を煮やした家康が
秀頼、淀君、千姫のいる大阪城の天守に大砲を打ち込ませる。
秀忠「やめろ!こんなのは戦ではない!」
家康「これが戦じゃ もっとも愚かで醜い人の所業じゃ」
苦衷のうちに家康が絞り出したこの叫びが
今年の流行語大賞であってほしいと、私は思う。
「アレ」にも「憧れるのをやめましょう」にも拍手を送りたいが、
残念ながら、地球世界の、人類の、危機的現状は深刻である。
これは地獄ではないかと思えるような、
あまりにも凄惨で悍ましいニュース画面を見ながら今年が暮れてゆく。
よいお年を!などと挨拶を交わしているが、
この先によい年なんて巡ってくるのだろうか?
人類は衰亡から滅亡への道を辿っているのでは?と
私は真剣に憂いている。
なにがいけないのか?
どうすればよいのか?
思いつくこと言いたいことは山ほどあるけれど、
人と人も、国と国も、それぞれ考え方が違うからまとまらない。
自分ひとりの微力ではなにもできないことも知っている。
それでも、なにか言わなければ、なにかしなければ、・・・・・
なにか、できそうなことを考える。
『人類は戦争をしない』と世界中のすべての人が叫ぶこと。
これさえできれば世の中は大きく変わる。
きっと、良い方への連鎖が起きる。
人類は何千年も前から戦争を繰り返してきた。
そして、戦争の無益、無残を知り尽くしているはずである。
それなのに戦争をやめない。
「もっとも愚かで醜い人の所業」である戦争をやめない、
これが愚行の極みであることに異論を唱える人はあるまい。
だったら、
世界中で、みんなで、叫ぼう。『人類は戦争をしない』
あらゆるメディアや企業や国際機関にも呼びかけて
『人類は戦争をしない』を叫ぶ運動を広めたい。
2024年の世界の流行語大賞を『人類は戦争をしない』にしよう。
賛成の人、いませんか?
こんなこと、簡単にはできないことはわかっている。
しかし、地球上の人が作った現在の社会の仕組みでは、
こんなこと、もっとできない。
・拒否権の乱用で有効な手はほとんど打てない国連。
・人の心を良き方向に導くはずが戦争の種になっている宗教。
・「民」「自由」は自分だけのことだと勘違いされている
民主主義・自由主義
・核兵器禁止条約に参加しない被爆国、日本。
・国益に走って世界平和なんて少しも考えない各国のリーダーたち。
何を、誰を、頼れというのか?
だから、幼稚と言われようが、実現不可能と言われようが、
ひとりひとりの人の心情に訴えるほかないと思う。
私は、いまだに、性善説を信じている。
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