5月24日、孫のTが長唄三味線の稀音家家元から稀音家六泰介の芸名を許され、
ご一門に加えていただきました。
現在中学三年生ですが、7年余のお稽古を経て何某かの可能性を認めていただき、
将来に向けて叱咤激励を頂戴したものと受け止めております。
これから、高校受験、大学受験、就職、大人への道を歩むTですが、ジジバカの私は、
「Tが二足の草鞋を履いてでも長唄三味線の道を極めて欲しい」と願っています。
現代の日本では総じて伝統芸能や伝統工芸など和の文化が衰退傾向にあります。
長唄などの三味線音楽も御多分に漏れずですが、私は、
日本が真に戦後を脱して本来の「美し国日本」となるために、
日本の伝統的文化が復活、興隆して欲しいと願っています。
伝統とは、古典をそのまま保存することではありません。
古典を基礎に現代を生きて未来に受け継がれるもの、それが伝統です。
三代目家元稀音家六四郎は明治時代に「長唄研精会」を創立して
当時の長唄界に新風を吹き込みました。
そのDNAを引き継ぐ六代目家元稀音家六四郎は三十代の新進気鋭、
これからの長唄界に再び新たな風を起こすことがおおいに期待されます。
そのお供として稀音家六泰介がお役に立つことを私は夢見ています。
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