2022年9月2日金曜日

78歳の誕生日を迎えて

私の78才の誕生日にメッセージをくださった皆様、
ありがとうございます。
私はこのところFBへの投稿も無精をしておりますが、
メッセージをいただくのは有り難く嬉しいものですね。
心から感謝と御礼を申し上げます。

78才を迎えての所感を少々。

この歳になると「マイナス生活」に陥りがちです。
体力、仕事、収入、友達、趣味、娯楽、・・・・・
頑張る、熱中する、感動する、喜ぶ、怒る、笑う、泣く、・・・・・
青年・壮年・熟年の頃にはたくさんあったものが
老年になると少なくなったり無くなったりします。
「仕方がない、人生とはこういうもの。」と自分に言い聞かせて
静かに余生を送る、これが「マイナス生活」です。

私は歳をとっても若い頃のように元気で楽しく暮らしたい。
だから「マイナス生活」に陥りたくないのですが、
人間の寿命とか社会の仕組みとか、
抗えないマイナスをゼロにすることはできません。
でも、そのマイナスを小さくすることはできます。
そして、マイナスを補うプラスがあれば、
トータルでゼロか、多少でもプラスにすることができます。
私はそんなことを考えて「プラス生活」を心がけています。

プラス生活の要素はいろいろありますが、一番大切なのは人です。
私には愛する家族がいます。大切な仲間・友人・知人がいます。
私の人生のいろいろな場面にいろいろな人が登場して、
私を助けてくれました。ともに汗をかき、泣き、笑いました。
彼らの多くが今でも私を支えてくれている。
これがプラス生活の主役です。
さらに、この歳になっても、
求めれば新しい出会いがたくさんあります。
新しい友人・知人がさらにプラスを恵んでくれます。
私はこれからも人々との絆を大切にしながら、
「プラス生活」を実践してゆく覚悟です。

私は、高杉晋作の名言
「おもしろき こともなき世を おもしろく
              すみなすものは 心なりけり」を
私なりの解釈で坐右の銘のひとつとしてきましたが、
78歳になった私の「心」は「プラス生活を求めること」です。

こんな私ですが、皆様、これからもよろしくお願いします。
みなさんとこうして繋がっていられることが
「プラス生活」の最大の要因なのですから。
みなさんに感謝します。

2022年4月29日金曜日

赤ちゃん




この歳になって、
身近で誕生した赤ちゃんの可愛さの虜になっています。
抱っこしたり、ミルクを飲ませたり、
あやしていると時間を忘れます。
生まれて3ヶ月半になりますが、
日々の変化に驚き成長に感動します。
目が見えるようになって、
視線を交わすようになって、
見つめられると嬉しくて、
ニコッと笑ってくれると有頂天になります。
言葉にはならない声を出して何か言いたそうにするから、
こちらも似たような声で応じて、
勝手に意思の疎通を感じて楽しくなります。
我が子でも孫でも曾孫でもないのですが
♬なんでこんなにかわいいのかよ〜♬
こんな世の中だから、
このままではいずれ人類は滅びると憂いている私だから、
赤ちゃんの“無垢”に惹かれ、癒され、
その尊さを思い知らされます。
すべての人間の本質はこの“無垢”なのだと信じたくなります。
プーチンだって生まれたときは赤ちゃん、
それが何故に大量殺人者になるのか。
人間の本質を汚すのは、本能? 環境? それとも・・・?
4月24日放送のNHKスペシャル
「ヒューマン・エイジ 人間の時代」は
「人類の未来はさらなる発展か破滅か」を問う好企画、
見応えがありました。このシリーズに期待しています。
0才と77才
これからの77年を人類が賢く歩んで
この子が幸せになりますように。

2022年3月24日木曜日

勧進帳



1月30日に国立小劇場で長唄「稀音家之會」が開催されました。
コロナ渦中でしたが、一門の皆様が安全対策も含めて協力、奮闘、出曲数29の盛会となりました。
この会で、私は孫の稀音家 六泰介と「勧進帳」を共演しました。
孫の泰介が小学校2年生の時に私が手ほどきをしたのですが、
それから10年余、泰介は稀音家 六四郎家元、稀音家六田嘉師匠、
そのほか諸先輩のお導きで、中学校2年生で稀音家六泰介となり、
その後も、勉強、クラブ活動と忙しい学生生活の中で
長唄三味線のお稽古は弛まずに続けております。
私は稀音家六泰介を株式会社にっぽん市に所属させ、
長唄演奏家としての将来に期待しております。
そんな泰介との共演は、いろいろな意味で私の夢の実現でした。
感慨無量の一言です。
その「勧進帳」の映像を「にっぽん市チャンネル」でご覧いただけます。
稀音家六泰介をお見知り置きくださり、応援してやっていただければ幸いです。

2022年1月31日月曜日

孫との共演「勧進帳」





私は燃え尽きました。
孫の表情にもヤリキッタ感。
やったね!と、ゲンコツタッチ。
うれしかった、しあわせでした。
夢が現になりました!!!
ありがとうございました(順不同です)
 この企画のプロデューサー (株)にっぽん市の羽田夏子代表
 ご支援くださった稀音家六四郎家元・ご一門のみなさん
 六泰介と私をご指導くださった稀音家六田嘉師匠
 よくやった! 孫の稀音家六泰介
 諸々の雑用をすべて取り仕切ってくれた浜口芳子さん
 コロナ渦中にご来場ご観覧くださった方々
 関連の投稿に反応してくださったみなさん
この「勧進帳」は
近日中に「にっぽん市チャンネル」で全編公開します。

2022年1月30日日曜日

稀音家之會




いよいよその日がやってきました。
夢が現になる日。きょう、国立小劇場で開催される稀音家之會で、私は孫の泰介と勧進帳を演奏します。孫の稀音家六泰介が立三味線、私、杵屋長八郎が立唄、多くの方々のご指導ご厚情によって実現しました。ありがとうございます。 
仕事柄、イベントには慣れているはずの私ですが、今回ばかりはドキドキで、昨日の下浚いも喉がかれて思うように唄えませんでした。でも、本番に強いはずなので😊
観に来てくださる皆様に大感謝‼️ 拍手をいただけるようにがんばります。
天気晴朗なれど心中波高し

2022年1月26日水曜日

マル・タマ物語






我が家のペット、
熱帯魚ディスカスのマルちゃんとタマちゃんです。
マルちゃんが我が家にやってきた経緯は1年前に投稿しました。
それからの後日談、ちょっと長くなりますが・・・
愛嬌者のマルちゃんはあっという間に我が家のマスコットに
なりました。水槽の維持や水質の管理なども私にとっては
楽しい暇潰しになり、芳子さんもマルちゃんを可愛がって
世話を手伝ってくれます。特に、大量発生する小さなタニシを
駆除する芳子さんの技は名人級です。夫婦でマルちゃんを
眺めながら過ごす長閑な時間が増えてきました。
マルちゃんは頻繁に産卵します。
1日・2日は健気に卵を守るのですが、雄がいませんから
受精卵になるはずもなく、そのうちに卵を食べてしまいます。
その繰り返しを見た芳子さんが「かわいそうね」と言うので、
その機を逃さず「ペアにしてやろうよ」。
ふたりでトロピランド小平店へ。
でも、知ってはいたのですが、
「ディスカスの雄をください」と言って買えるものでは
ないのです。手頃な大きさの色とりどりのディスカスが
たくさん泳ぎ回っていても雄雌はまったく分かりません。
店員さんも分からないのです。複数のディスカスを
飼育するうちに自然にペアができるのだそうで、
既にペアになったディスカスを買うことはできます。
我が家の場合はマルちゃんありきですから、
何枚かのデイスカスをマルちゃんの水槽に入れて
ペアになるのを待つ、という方法しかありません。
我が家の60cm水槽にたくさんのディスカスを入れるのは
無理なので、雄だといいなぁ」と願いながら、当てずっぽうに
一枚を選んで購入、タマちゃんと名付けました。
当初、「マルが近寄るとタマが逃げる」の繰り返し、
一向に仲良くなる気配を見せずに3ヶ月ほど経った頃、
マルがまた産卵しました。突然、タマがマルに寄り添って、
卵を守る仕草を始めました。私たちは「しめた」と思いました。
マルが産んだ卵にタマが精子をかける、雌と雄の行動です。
マルとタマがペアになったのだと思ったのです。
でも、タマは雄の行動をせずにマルと一緒に卵を守るだけ、
3日目にはマルとタマが卵を食べてしまいました。
そんなことが何度か続いた後に、今度はタマが産卵しました。
その卵もマルとタマが3日目に食べてしまいました。
これで、タマは雌だとハッキリしました。
雌雄のペア作りには失敗しましたが、これで良かったのです。
この水槽の中で赤ちゃんがいっぱい生まれても育てることが
できませんから。
仲良しになったマルとタマが優雅に泳ぐのを見ているだけで
安らぎます。でも、マルとタマはそれぞれパートナーが
欲しいのかも知れませんね・・・・・我慢してもらって、
そのぶん、私たちがマルとタマを終生大切にします。

2022年1月2日日曜日

謹賀新年2022



あけましておめでとうございます。

今年も「にっぽん市の浜口」から年賀状をお届けします。

今年の私の期するところは、

※寄る年波に負けないように心身の健康を保つこと
 昨年後半は体調不良が続いてあまり元気が出ませんでした。
 一念発起して、12月1日から私流のダイエットを始めて現在も継続中、
 少しずつ効果が出始めています。
春頃には見違えるような私になる予定です(笑)。

※納得できないことだらけの騒々しい世情に煩わされないこと
昨年の誕生日の投稿にも書きましたが、昨今の世情に失望しています。
だからと言って世直しをする力もない。ならば、世情に捕らわれずに、
遠慮せずに、「自分流・マイペース」を貫こうと覚悟しました。
新年早々にうれしいことがふたつもあります。

※にっぽん市のパートナー・羽田夏子が1月半ばに出産予定。
 曾孫に恵まれるような心持ちで誕生を楽しみにしています。

※前々から夢見ていたことが実現する運びとなりました。
1月30日(日)に国立小劇場で開催される「稀音家之會」で、
私は孫の稀音家六泰介と長唄・勧進帳の演奏に参加させていただきます。
稀音家六四郎家元様、稀音家六田嘉師匠様を始めお世話になる皆々様に
感謝と御礼を申し上げます。

私にとっては無上の喜びですが、いまは、大それた事を・・・
という不安のほうが大きくなってきてドキドキしております。
是非とも会場へ応援にきてください。

1月30日(日)・国立小劇場・第八回「稀音家之會」
「勧進帳」の演奏は18時頃です。

ご招待券を用意しますので、
contact@nipponichi.coまで ご連絡ください。